サイクリング中に熱中症になり救急車で運ばれました

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連日暑い日が続いてますね。

そんな暑い日の最中、ついにやらかしてしまいました。いつもどおりサイクリング中の写真を撮っていたので普通にまとめつつ、どんな感じで熱中症が起こったのか書いておこうと思います。

目次

今日の予定ルート

  • 甲山を登る
  • 北山ダムに行く
  • 宝塚に向かう
  • 末広中央公園に行く
  • 武庫川サイクリングロードを走る

実走したルート

出発

今日も最高気温は「35度」

35度を超える日はサイクリングしないでおこうと思っていたんですが、どうしても走り回りたくなり、午前7時に家を出て「甲山を登って宝塚まで」いくことにしました。出発前に事前にルートを作成して、宝塚まで行ったら「武庫川サイクリングロード」を通り、南の方からゆっくり家に帰る予定にしていました。

ちょっと物足りなくなるだろうなーと予想はしていた。

最初は2号線を走り「さくら夙川駅」近くの通りを北上。

ここからもうちらほら「甲山」が真正面に見えていました。

ちらっ

街中を少し北上するだけであまり来ることのない通りに出たりして、なんだかちょっとした田舎に来たような気分になれてお得。

甲山はずっと見える。

あそこを登るのかー…

阪急「甲陽園駅前」を通る。

ここらへんから、だんだん上り坂になっているみたいですねー

山特有の道の雰囲気が出てきた

なんだ、それほどきつくなくいけるかもしれないなーと思っていたら急に激坂…!

「ぜーはーぜーはー」いいながら、前じゃなく振り返って写真を撮ることしかできない

甲山

でも距離はそこまで長くなく、すぐに「甲山森林公園」につきました。

ちょっと公園内に立ち寄ろうかなと思ったんですが、自転車で入るのは微妙…?

道はガタガタだしヤブ蚊がまとわりついてくるので、とりあえず公園に寄るのはやめる。

そのまま北にある「北山ダム」に向かいます。

山の中に「素敵なお寺」が見えるけど、そんなもの見てる余裕もないくらい「ぜーはーぜーはー」している。

お寺の横にある小高い山が、甲山の頂上になるのかなー

まだまだ道は続きます。

結構交通量が多くて、車がバンバン走っているし路肩も狭いので怖いです。

北山ダム

なんとか登りきって、着いたー!

北山ダム。

北山ダムに来たのは子供のとき以来かも。

土曜日だけど人はほとんどいなかったです。

特にこれといったものもないからかなー

水が切れそうだったので、飲水が汲めそうなところを探す。

ちょうど公園の奥に水場を発見!

でも無慈悲に飲めない水でした…山だとこういうの多いですねー…

甲山森林公園って結構大きいんだなー

公園内を走って移動してみようかと思ったけど、道が悪くて自転車で走りにくいので道路に戻る。

さて、甲山を抜けて宝塚に行こう!と思っていると

「原付・二輪車は通行禁止」の看板が…。

なんだよー甲山って二輪車通れないのかよーと、仕方なく甲山を降りることに。

下りは楽だ。

でも下っているときにふと、あれ…二輪車って「自動二輪」のことで、自転車は軽車両だから普通に通れるんじゃ…?と気づくも時はすでにお寿司。

一気に下まで降りてきてしまいました。

どうしようかなーと地図を見ていると、どうも「上ヶ原浄水場」っていうところからさっきの道路に合流できそうなので、そっちに向かってみることに。

もう一回登るのか…!

浄水場まではまあまあ離れていました。

途中で住宅街を通るから迷いそうになった。

「自動車は通行禁止」らしくて、めちゃくちゃ走りやすかったです。

車が来なくて快適だからか、ランニングしている方も結構見かける。

着いた!

この近くから甲山を登れるはず!

こんな感じの山道になっていました。

よーし頑張って登るぞーと進むと

まさかの自転車は進入禁止…!

地図で見ると道路が続いているように見えたんですが、どうも甲山森林公園内を歩く「徒歩道」だったみたいですねー…

仕方がないので引き返す。

もう平地を走って「宝塚」まで行こうかなーと思っていたんですが、なんだか甲山を越えられないのがシャクだったので、最初に登った道をもう一度登ることに…!

一気に駆け下りてきたところまで戻ってきた。

また登るのかここ…。

さっき見たよ!

ここの激坂もまた…!

頑張って登る。

なんとかかんとか、ここまで戻ってきました。

看板をもう一度よく確認する。軽車両とか自転車は記載されてない。よし。

緩い下りになっていたので気持ちよく進む。

「甲山キャンプ場」がありました。昔ボーイスカウトをやっていたときに来た思い出。

車もほとんど通らないし、ずっと緩やかな下りだしですごく気持ちいい。

こんな山の中にレストラン…?!

と思ったら「テニスクラブ」があるみたいでした。

ほんとに気持ちよく走れていいですねー

あの激坂はつらいけど、自転車で宝塚に行くときはこの道すごくいいかも。

そんなこんなで宝塚の住宅街に出る。

南から行くと結構時間かかるのに山側から行くとこんなに早いんだなーと驚き。

さくっと山側の住宅街を通り抜けて街中へ

降りてきたら「阪神競馬場」がありました。

ちょっと気になったけど、入り口がどこか分からないからそのまま素通りすることに。

宝塚はちょくちょく自転車専用レーンがあって、すごく走りやすい。

そのまま市内を走っていけば

末広中央公園

「末広中央公園」に到着!

ここから「武庫川サイクリングロード」を走って家に帰る予定だったんですけど、体力もまだ大丈夫だし、時間もたっぷりあるし、どっか寄りたいなーと地図を見ていて、そうだ!ここからなら有馬温泉に向かえるじゃんと思い立ち、有馬温泉に向かうことに。

これがいけなかったですねー…

とりあえず宝塚の街中を走る。

「宝塚歌劇場」は今日は遠くから眺めるだけ。

やっぱり宝塚は「宝塚っぽい街並み」がすごくいいですねー

知らない旅館だけど、老舗に違いない。

武庫川沿いをひた走ります。

宝塚に来たらすぐ目にとまる「山間の高層マンション群」もよく見える。

車道も細くなって、なんだかどんどん山っぽい雰囲気に。

すごいところに向かっている気がする。

急に交通量が増えて走りにくい…怖い!

そして「51号線」に到着。

ここから有馬温泉までは「8km」ぐらいみたいです。そんなに離れてないですね。

51号線の横はこんな風景。

自然だ。

ゆるやかな上りが続くみたいです。

頑張って走りますが、本当に上りしかない…!

ちょっとした下りすらなくて結構しんどいです。

車もまあまあ通る。見通しの悪いカーブも続くので結構怖い。

土曜日に来たのは失敗だったかなー…

景色は完全に山になりました。

息切れと動悸がひどいので、日陰を見つけてはとにかく休む。

息切れが収まって汗も少し引いたら、少し進むの繰り返し。

あまりにキツくて日陰になっていた「バス停の待合室」座る。

なんでこんなしんどい思いをしているんだろう…とゼーハーゼーハー

ここでついに持ってきていた水が切れました。

少し進むと小さな町があったので、とにかく自販機を探す。

でも無い…!

喉はからからだし、次の坂を越えて自販機がなかったらもう山を降りようと思っていたところで

なんと自販機を発見…!

急いで水を買ってがぶ飲みしたら生き返りました。これでもうちょっと先に行ける…!

坂を登ったらセブンイレブンがありました。

なんだあそこで買えばよかったかなーと思いつつも、自販機でストック分の水も買っていたので、セブンには寄らず先へ進むことに。

ここから有馬温泉まで「あと4km」ぐらい。

あともうちょっとなんですが、まだ上りは続く模様…。まあ水も飲めたし頑張ろう…と思っていたところで、急に手と足がしびれ始める。

これはやばい…!と思い、急いでセブンイレブンまで戻る。木陰になっていた階段に座り込んで、水を飲んだり頭から水をかけたりしましたが、だんだん全身に痺れが出てきました。

熱中症発症

なりふり構っていられないので、地面に横になって休んで見る。

なんとなくこうなってしまったことの戒めの記録を残しておかなきゃと倒れながら写真を撮っていました。なんなんだ自分。

全身の痺れはぜんぜん収まらず、そのまま全身がツる直前みたいな感じに硬直してきて、呼吸もしづらくなってきて、これは本格的にやばい。死ぬしれないと思い始める。

もう無理だと悟り、なんとか芋虫みたいに身体を這わせて、セブンイレブンの入口の方を見渡したら、ちょうど入ろうとしているお客さんがいたので必死にこっちに来てくれとジェスチャー。

こちらまで来てくださったので「熱中症に掛かったみたいなので救急車を呼んでください」と伝える。

そのお客さんが救急車の手配とセブンイレブンの店員さんに伝えてくださったみたいで、ほんとに息苦しいし身体も動かせなくなってたけどホッとしました。

身体は限界だったんですけど、カメラを起動したスマホを手に持ったままだったみたいで何枚かシャッターを切っていたっぽい。

あまりにしんどかったので(救急車よ頼むから早く来てくれー)と心の中で叫びつつ、救急車が来るまでの間、コンビニの店員さんが水をかけてくれたり、ポカリを飲ませてくれたりとひたすら優しくしてくださって、ありがたかったです。

そして病院へ。

血液検査をしてもらったところ「脱水症状」でした。点滴をしてもらいしばらく眠っていたら身体の痺れも消えてなんとか体調がよくなりました。

よかった…。

ふたたびセブンイレブンまで戻り、介抱してくださった店員さんにご迷惑をかけてしまったことをひたすら謝りつつ感謝。

「自分も熱中症の経験があるので分かります」と、ほんとに優しい店員さんでした…。

帰路

そんなこんなで上ってきた道を降り、宝塚から自宅までなんとか無事に帰ることができました。

おしまい

今回は本当に大失敗でした。

  • 自分の身体の限界が見えていたのに「目的地まであともうちょっとだから」と欲にかられてしまった
  • 水が切れているのに無理をして走り続けてしまった
  • 夏の暑さのやばさと熱中症の怖さを侮っていた
  • 「坂道の傾斜」や「道路の詳細」「ルート」をしっかり下調べせずに、思いつきで目的地を決めてしまった

あとは水ばっかり飲んでいたことも駄目だったみたいです。

「スポーツドリンク」を飲むか「塩タブレット・塩飴」なんかで失われた塩分やナトリウムなんかを補給しないと、手足のしびれとか熱けいれんが起こる原因になるみたいです。塩飴が売り切れてたから普通の梅飴を持っていっていて食べていたのですが、ちゃんとしたもので補給しなきゃだめだ…!

こういう自分の油断や不注意のせいで、いろんな人に迷惑をかけることになってしまったのが本当に申し訳なかったです。熱中症になった場所が人気のないところだったら、そのまま死んでた可能性もあったのかなーと思います。ほんとに熱中症怖い…!

とりあえず今後は

  • 暑い時期に山は上らない
  • 水分は余裕を持って持ち歩く
  • 事前に決めたルートはできるだけ途中変更せずに完遂する

これを気をつけていこうと思いました。

ほんとに熱中症は怖かった。

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