僕が初めてスマホを手にしたのはiPhone3GSでした。
そこからiPhone4Sまで使い続け、ふとした気の迷いでAndroid端末であるHTCのHTL21に移行し、長いときを経てiPhone 7 PlusでiPhone使いに舞い戻ったものの、約半年でふたたびAndroid使いへ戻ることとなりました。
今回は自分へのメモの意味合いも込めて、なぜiPhoneとさよならしたのかの理由をまとめていきたいと思います。
iPhoneの縛りが窮屈すぎた
iPhoneはとてもいい端末です。それにはなんの異論もありません。
しかしながら、一度Android端末を触ってしまった人間には、いろいろと制約が多すぎて細かい不満が毎日募り、ついには我慢ができなくなってしまったのです…
アプリ連携に不満!
Androidでは、アプリ間の連携が「共有」メニューで簡単にできます。
ブラウザからURLを共有したり、選択範囲をメモアプリに飛ばすことも簡単。
iPhoneも数年ぶりに触ってみて、写真を撮ってすぐにtwitterやInstagramに投稿できるなど、主要なSNSならアプリ間連携ができるようになっていて驚きました!
ただ、ほんとに一部のアプリ間だけ…
例えば僕がよく使っているNewsPicksで開いているページをPickしようと思ったら、URLをコピーしてNewsPicksを立ち上げURLを貼り付けなくてはいけません。
Androidなら開いてるページから共有ボタンを押し、Pickするアイコンを選ぶだけで終わり!
とにかくこういう小さなストレスが積み重なるのです…!
なにをするにもiTunes経由
iPhoneではPCから操作してスマホにアプリを入れるにはiTunesを立ち上げなくてはいけません。
音楽を入れるのもiTunes。書籍データをPCから入れるのにもiTunes。
そしてWindowsだとiTunesとの相性が悪いのかデータ転送中に応答不能を繰り返し、あげくにタスクマネージャーからiTunes.exeを終了しなきゃ反応しなくなったりと最悪です!
対してAndroidなら簡単にブラウザでGoogle Playストアにアクセスし、アプリのインストールも簡単。
さらにはAirDroidというアプリとサービスを使えば、無線でデータの転送・削除までできちゃいます。超快適なのです。
iPhoneはアプリの制約もキツい!
iPhoneは日本でユーザー数が多い。すなわちアプリ開発も盛んで良いアプリが多いのではないか、と思ったのが僕がiPhoneに久しぶりに移行しようと思った理由のひとつです。
しかしながらそんなことはなかった!
アプリ開発については僕もよく分かりませんが、きっとiOSでのアプリの縛りがキツいのか、Androidに比べて痒いところに手が届くアプリが少ない。
例えばTwitterクライアントアプリやRSSリーダー、ファイラー。個人の好みもあるとは思うのですが、これで100%満足できるというアプリがiOSでは見つかりませんでした。
さらには、有料アプリの値段も高い!
Androidでアプリ一個に1000円以上払った覚えが無いのですが、iOSでは動画再生プレイヤーやTwitterクライアントで一個1000円を超えるアプリがあります。
iPhoneは文字変換が微妙!
とにかく誤字や余分な付け足しが多い!変換の最後におせっかいのように「る」を付けたりと、文章がおかしな事になることが多く、見直しをしなければどこかに誤字脱字が生まれている感じでした…
片手キーボードProである程度マシになるも…
そんななか、iPhoneでもGoogle日本語入力の変換精度で、iPhoneの入力に関する不満がかなり解消される「片手キーボードPro」というアプリを入れると不満をだいぶ解消することが出来ました。
でも唯一惜しいのが、簡単な英語に変換することが出来ないこと。
例えば「ついったー」や「くろーむ」などAndroidのGoogle日本語入力であれば、簡単な英語は「twitter」や「Chrome」など変換候補に出てきてくれるのですが、片手キーボードPROではこれが出てこない…!
文字入力に不満があると、どうしてもストレスが貯まってしまいます。
iPhoneはホーム画面が使いづらい
数年ぶりにiPhoneに戻ることで少し期待していたのですが、やっぱり出来なかったホーム画面でのアイコンの自由配置。
なぜ上から順番にしか並べることができないのか…!
僕が買ったのはiPhone 7 Plusで画面が大きいせいもあったのかもしれませんが、とにかく上の方に置いてあるアプリが押しづらい!
ホームボタンダブルタップで画面が下る機能は知っていますが、いちいち起動するたびにダブルタップするのは面倒くさくて仕方がなかったです。
Androidはホーム画面のどこにでもアプリを置くことが出来ます。
やっぱり下にアプリを並べられると、どのアプリも起動しやすい。なんでiPhoneは頑なに上から順にアプリを並べようとするのか謎です。
iPhoneは通知を見逃しやすい
Androidだと一度通知のあったものは、画面上部にあるステータスバーに表示が残ります。
iPhoneの場合は通知が表示されたものは、通知領域を引っ張り出せばすべて出てきますが、上部のステータスバーにはなにも表示が残らないため見逃すことが多かった…
iPhoneは急速充電に対応してない?
僕がiPhone 7 plusを持って始めて感じた不満が「充電遅っ!」でした。
接続機器によっては対応しているのかもしれないですが、30分も充電すればほぼ一日充電が持つAndroid端末に慣れきってしまっていたため、とにかくiPhoneの充電の遅さにイライラ…
ただ、個人的にはiPhone 7 plusの電池の持ち具合に関してはすごく良かったです。
Googleのサービスをとことん使うならやっぱりAndroid
iPhoneでもGoogleのアプリやサービスの殆どを使うことが出来ます。
でも100%快適に使うことはできません。
例えばOSがアプリのバックグラウンド通信を許していないのか、撮った写真をGoogleフォトに同期するには必ずGoogleフォトアプリを立ち上げないといけません。
同じような理由からか、Google Keepも立ち上げると以前PC側でアーカイブにしていたメモがアーカイブされていない状態で表示され、さらにはそのアーカイブ設定がPC側に同期されてしまうためかPC側でもアーカイブにしたメモがトップに出てきてしまいます。
また、Google Keepでリマインダー設定をしてもiPhoneで通知されないこともしばしば。ほんとに困りました…
Androidではそんなことはありません。
iPhoneは標準搭載のアラームがやさしい
僕は毎朝7時にアラームを設定しているのですが、iPhoneにしてから殆ど起きられたことがありませんでした(^ω^)
スヌーズ設定にしているんですが、何度も鳴っている記憶がないんですよね…
Androidの標準アラームは主人が起きるまで何時間もアラームをスヌーズで鳴らし続けてくれます。
iPhoneのやさしさが仇となったのか…!
おしまい
そんなこんなで、日々「Androidだったらこうだったなー…いつかAndroidに戻したいなー…」というストレスがちょっとずつ貯まっていき…この度ついにiPhone 7 Plusを手放しAndroidに完全に戻ることとなってしまいました。
iPhoneにももちろん良いところはたくさんあります。
しかしながら一度Android端末の良さを知ってしまうと、どうしても使い続けているうちに解消されない不満が貯まっていくこととなってしまいました…
もうiPhoneには戻らないぞ!という決意とともにこんな記事を書いてみました。
僕は林檎ではなくGoogleにすべての魂を捧げる!
最後に、iPhoneの悪いところばかりあげたままではフェアーじゃない気がしたので、数年ぶりにiPhoneを触ってよかったと感じたところも書いておこうと思います。
iPhoneの良かったところ
とにかく写真が綺麗。どんな撮り方をしても綺麗
1枚目:iPhone 7 Plus
2枚目:Nexus 6P
どうでしょうか?同じ時間、同じ朝に撮った写真です。
個人の好みもあるかもしれませんが、僕はiPhone7 Plusの方がより自然な色合いで撮れているんじゃないかなーと思いました。
画面左端フリックで戻るが便利
iPhoneとAndroidを比べる際によく、iPhoneには戻るボタンがないのが不便と言われますが、iPhoneは画面の左端をフリックすると大抵のアプリなら戻る機能が使えます。
正直慣れるとAndroidの戻るボタンより簡単に戻れるので便利でした!
twitterはiPhoneの方が使いやすい
twitter公式クライアントはiPhoneとAndroidでは使い勝手や見た目がかなり違います。
個人の印象ですが、iPhoneのtwitter公式クライアントの方が見た目も綺麗で使いやすかったです。
ぬるぬる動作具合はiPhoneが上?
Android端末もまったく気にならないぐらいぬるぬる動くようになりましたが、iPhoneの操作感のぬるぬる度合いはちょっと違うなーと思いました。
Android端末はサクサクッって感じです。iPhone端末はスルスルーって感じです。
そんな感じです。
AppleTVがあるとAirPlayが超便利
家にAppleTVがあるのですが、iPhoneから超簡単にAirPlayで画面共有が出来るのには驚きました。
ただまあAndroidでもやろうと思えば簡単に画面共有できるっちゃできますけども…!